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アドバイザーからみた失敗しないための選定ポイント

(1)石綿除去作業における石綿漏洩防止について

各省庁から出ている運用上の留意事項を取りまとめたマニュアル等を遵守することは当然のことですが、全てをマニュアル通りにしなければならないということではありません。大切なことは、現場の状況に応じて、隔離空間からの石綿漏洩防止と作業者への石綿ばく露防止の観点に立って、適切な対策を実施することです。

(2)石綿除去作業場所の隔離について

隔離措置については、①隔離内部の負圧を確保しやすい、②除去作業期間が短くなることによる内部の粉じん漏洩リスクの低減、③内部の清掃、粉じん処理等が容易等の理由により、できるだけ小さく設定した方が望ましいです。

(3)ビニールダクト使用上の留意点

集じん・排気装置からビニールダクトを使用して排気を行う場合には、次の点に留意することが必要です。
①ビニールダクトの支え部分(バタつきを抑えるために止める部分)や曲り部分には、アルミダクト等の幅広の支えを使用して、ビニールダクトが折れ曲がらないようにします。ダクトが折れ曲がってしまうと、集じん・排気装置の吸引流量が低下して、十分な能力を発揮できなくなる可能性があります。
②ビニールダクトの最後尾、排気口についてもバタつきを抑えるためにアルミダクトを使用したほうがよいです。
③作業が複数日に渡って行われる工期については、ダクト内への粉じんの吹き込みや風が隔離空間内に逆流し、加圧される可能性があるので、作業日の作業終了後に排気口の先端部分をプラスチックシート等で塞いでおいた方が良いです。

(4)呼吸用保護具の密着性確認について

呼吸用保護具を着用しても、密着性が悪く保護具の外から空気が吸引されるようでは着用している意味がありません。また、呼吸用保護具の着用に慣れていない場合は特に、自分ではしっかりと着用したつもりでも、意外と漏れてしまっている場合があります。人体に石綿を吸引しないために、必ず着用時には顔面とマスクの面体の密着性の良否を確認してください。確認する方法には、計測器を使用した定量的な方法と、フィットテスター(陰圧法のフィットテスト)等を使用した定性的な方法があります。

(5)保護衣の取り扱いについて

保護衣等は、除去対象製品および除去工法から指定された種類に従って、着用することが大切です。汚れ防止等を目的とした使い捨てタイプの簡易な不織布製作業服がありますが、これらの簡易作業服を石綿粉じんの発生量の多い作業場で使用すると、下に着用した作業衣や下着、身体表面に石綿粉じんが付着し、エアシャワー等を用いた洗身でも十分に落ちない可能性があり、結果的に作業者による石綿粉じんの外部への持ち出しが懸念されるので使用すべきではありません。

(6)集じん・排気装置の排気ダクト内での漏洩監視について

集じん・排気装置の排気ダクト内での漏洩監視は、ダクト内の空気を直接計測するか、または導電性のシリコンチューブ配管等と計測器を連結して計測することになります。
特に、排気口が高層階等に設置される場合は、参考例として次のような方法があります。
①排気ダクト貫通パネル等を使用してパネルの排気側のサンプリング孔に、排気風速を考慮して作成した測定用等速吸引ノズルをサンプリング孔に設置する。
②集じん・排気装置の排気口に接続したビニールダクトにアルミ製のダクトを重ねてサンプリング孔を設け、排気風速を考慮して作成した測定用等速吸引ノズルをサンプリング孔に設置する。
上記で設置したいずれかの孔の等速吸引ノズルと導電性のシリコンチューブと計測器を連結して計測するようにする。

(7)器具、保護衣等の使用後の取り扱いについて

マニュアル等に記載のとおり、石綿等の除去等の作業に使用した、器具、保護衣等に石綿等が付着したまま作業場から持ち出してはならないこととなっています。
①養生した仮設機材、機器類は粉じん飛散防止剤を散布するか、HEPAフィルター付高性能真空掃除機、濡れ雑巾等で表面を拭き取ります。
②使い捨てタイプの保護衣等については、隔離作業場所からの退出の都度、セキュリティーゾーンの前室で取り外した後に、前室に設置している廃棄物容器に入れ密封し、特別管理産業廃棄物として処理します。
③隔離空間確保のために使用した、養生シート等は、石綿粉じんが付着している恐れがあることから、特別管理産業廃棄物「廃石綿等」として処理します。

(8)建造物の解体作業場以外の石綿濃度測定について

建造物の解体作業場(隔離空間内)から一般大気環境への石綿飛散の影響を確認する場合は、環境省アスベストモニタリングマニュアルの最新版に定めた方法で測定します。当ホームページでは、「測定機器②」にサンプリング機器を掲載していますが、注意いただきたいのは、これらの機器はリアルタイムに計測結果を表示する計測器ではないということです。フィルターを使って試料を採取し、顕微鏡等で分析、採取結果を評価すると言った工程が必要になります。